NPO法人りすシステム

りすシステムは、生前契約を通じて、自分らしく最後を迎えられるようサポートする21世紀型の社会保障システムです。高齢化が進む21世紀初頭は、判断力がなくなる前に自らの死について考え、どんなサポートが必要か考える必要があります。

個人が生前に不測の事態に備えて準備を行う手段である生前契約を通じて、家族や親族に頼らず、いつでも安心して利用できる社会システムを構築しています。今回はそんなりすシステムの特徴と魅力をわかりやすくご紹介します。

NPO法人りすシステムの特徴①生前から死後までトータルでサポート

りすシステムは、日々の暮らしから死後手続きに至るまでの包括したサポートを提供しています。多岐にわたるサポートを通じて、高齢者やその家族の心強い支えとなるでしょう。

生前サポート

高齢化社会や核家族化の進行により、一人暮らしの高齢者が増加しています。生前サポートは、急なケガや病気などのアクシデントに対して、家族が不在でも安心して生活できるよう幅広い支援を提供する仕組みです。

具体的には、身元保証人としての役割を果たすことから始まります。家族が遠方に住んでいるなど、一人暮らしの方が急な入院や施設入所時に必要な保証人を確保するための手段です。ほかにも、日常生活での支援や金融取引の代行、医療関連の手続き、介護保険の利用など、多岐にわたるサービスが提供されます。

さらに、専門的なスタッフが利用者の希望に基づいてサービスを提供し、施設入居や入院などの保証を必要とする場合には総合保証パックも利用できます。総合保証パックでは、急な施設入所や入院にスムーズに対応できるのが特徴です。

任意後見サポート

任意後見サポートは、将来のケガや病気による判断力低下に備え、自らの財産や契約手続きなど、任意後見制度を利用するためのサービスです。

認知症などで判断力を失った場合、自身の財産や契約手続きを管理することが難しくなるケースがほとんどです。その場合、家族が後見人として指定されることが一般的ですが、任意後見サポートではりすシステムが代理人として、資産管理や契約手続きなど、契約に定められた内容を行います。認知症などで判断能力が低下しても、安心して生活できる環境を提供します。

死後サポート

人が亡くなると、葬儀だけでなく年金の手続きや住まいの整理など、多くの手続きが必要です。りすシステムの死後サポートは、基本型死後事務と自由選択型死後事務に分けて死後事務を提供しており、自分の意向に応じて必要な事項を選択できます。

基本型では死後必ず必要となる火葬や納骨などのサポートを提供し、自由選択型では、ライフスタイルに応じて各種手続きやお世話になった方へのお礼など、自由に追加できるのが特徴です。そのため、家族に葬儀の準備や事務手続きを依頼する必要がなく、自分のライフスタイルや価値観に応じた最期を迎えられるでしょう。

また、契約内容に応じて生前に共有した葬儀内容や納骨の希望を実現してくれます。ライフラインの解約や賃貸住宅の整理などの事務手続きも代行してくれるため、家族に迷惑をかけたくない方でも、安心して任せられるでしょう。

NPO法人りすシステムの特徴②地域密着のサポートで安心

りすシステムは、全国各地にある「りすセンター（パートナー）」を通じて、生前・後見サポートや死後事務などの幅広いサービスを提供するための地域に密着したパートナー制度を進めています。

各地域にあるセンターには、研修や資格認定を受けた「契約家族コーディネーター」が配置され、利用者の方に適切な支援を提供してくれます。生前に自分の死後について備えられ、遠方に住む家族に手間をかける心配がなくなるでしょう。

全国に12支部

りすシステムは全国に支部を展開しており、地域に密着したサービスを提供しています。12か所にある各支部では説明会や談話場としても活用されており、利用者や家族は直接現地でサービスに関する情報を得られます。リアルなコミュニケーションが促進され、安心してサービスを利用できるでしょう。

24時間いつでも対応可能

りすシステムは、家族と同様の役割を果たし、生前契約者が必要なときにすぐに対応してくれるのが特徴です。生前契約者にはカードが提供され、急な病気やケガなどで一人では対応できない時など、時間を気にせずいつでもりすシステムに連絡でき、迅速な対応を得られます。

また、万が一、入院や手術が必要な場合には、りすシステムが必要な保証や立ち会いを行います。そして、生前契約者が亡くなった場合には、葬儀の手続きやその後の手伝いまでもサポートしてくれるのです。生前契約を結ぶことで、身近な頼れる人がいなくても安心して生活できる環境が整うでしょう。

NPO法人りすシステムの特徴③多くの実績で安心

生前契約の先駆け的存在であるりすシステムは、1990年に「もやいの会」としてスタートしました。この団体は「もやいの碑」という合葬墓を運営し、墓地の問題を解決することを目指しています。

その後、会員の要望から生前契約を受け付けることになり、1993年に日本初の生前契約を受け付ける団体として「りすシステム」が誕生しました。多くの実績と信頼があるりすシステムだからこそ、安心して相談できるでしょう。

第三者機関による確認

生前契約を締結する際に不安となるのが、預託金の管理や最後まで支払えるかなどの費用面ではないでしょうか。りすシステムでは、契約内容の確認や預託金管理などを第三者機関である「日本生前契約等決済機構」が担っています。

日本生前契約等決済機構は、契約者の思いに寄り添った対応を行い、契約通りに死後事務が実行されることを確認します。生前契約に基づくさまざまな事務や支援業務の適正な実行を監督・保証する役割を果たしてくれるので安心です。

イベントや説明会が豊富

りすシステムでは、支部ごとに生前契約についての説明会や会員同士が気兼ねなくおしゃべりできる談話室、季節ごとに花見や工場見学などの企画、生前における意思表示書などの作成講座などを開催しています。ほかにも、日々の暮らしで悩みがあれば随時相談できるよろず相談会や、法律相談など不安を解消できるイベントが豊富です。

会員同士コミュニケーションを図り、情報収集はもちろん楽しく生活できるような企画が盛りだくさんなのもポイントの一つです。ただ死に備えるだけでなく、自分らしく日々を楽しめるでしょう。

まずは問い合わせをしてみよう！

りすシステムは、生前から死後までの総合的なサポートを提供することで、利用者や家族へ安心を提供しています。生前契約を結ぶことで、日常生活の支援から医療関連の手続き、資産管理、葬儀の手配まで、利用者が必要とするさまざまなサービスを柔軟に選択できます。

また、公式サイトや説明会を通じて十分な情報が提供されており、地域に密着した支部展開も行っているため、利用者は自身の地域に近い支部でサポートを受けやすくなっているのが特徴です。そんなりすシステムが気になる方は、電話もしくはメールで気軽に問い合わせてみましょう。

NPO法人りすシステムの口コミ・評判